たくさんのお品の中からお目に留めて頂きましてありがとうございます。 栗山吉三郎の麻の染め帯 サイズ 長さ:約373cm 幅:約31cm 素材:麻(手積み・手織り・栗山吉三郎さんこだわりの生地) 詳細:栗山紅型(京紅型) カラー:地色-落ち着いた青色に濃い青・黒・白の柄 合わせる着物:色無地 小紋 紬 浴衣 着用シーン:食事会 買い物 夏祭り パーティー 観劇など 着物ユーザーから絶大な支持を集める栗山吉三郎の染め帯 1952年に設立から現在に至るまで、その人気の理由は一体どこにあるのでしょうか。 紅型の華麗な美しさと京都の感性が調和する「和染紅型」を手掛ける栗山工房。 分業制が多い現代の染色業界において、工房内で一貫作業を行っている栗山工房は異例の存在といえます。最初は図案、型紙作りから。柄のモチーフは季節を問わない物も多く、花鳥風月や伝統的な文様の他、モダンなデザインも創作しています。型紙も一枚ずつ手彫りし時間をかけて彫りあげた型紙は長く使うと破れることもありますが、補修をしながら大切に使い続けるのだそうです。 このように一貫した手仕事を行うことで作家の感性により近い、個性ある作品が生まれるのです。 伝統を重んじ、なおかつ現代の風潮を取り入れる柔軟性の高さ。 他に類を見ない個性と伝統色が溶け合う、「栗山紅型」とも称されるまで人気の工房となりました。 こちらのお品も栗山工房の意志を感じる素晴らしい染め帯です。 麻帯特有のシャリ感のある生地はすーっと風が通り、生地自体にもひんやりとした涼しさがあります。手積み手織りされた大麻生地は同じものが存在せず、素朴な自然の風合いがとても魅力的です。 お色は落ち着いた青に染め上げ、意匠には活き活きとした金魚と波紋、そして前足をあげて金魚を狙う猫が丁寧に描かれた柄行。夏の風物詩としても猫と金魚の可愛いらしさからも人気のモチーフです。染め上がりのお色も美しいですが、年月とともに深みを増すその色彩をお楽しみください。 購入してから帯封もとらず保管しておりました。 撮影と採寸のため封を外しました。 素晴らしい帯です。 ぜひ一度手に取って見て下さいませ。